「旅行サイト業界が激変する2019年」でも、大切なのは基本だと思います

旅行サイト業界が激変する年」、という話をよく聞きます。

変わりまくる環境に対して、宿の方から不安の声をよく聞きます。

 

ではどうすればいいでしょうか。

まず宿の集客には、外部要因と内部要因があると思います。

結論としては、自分でなんとかがんばれる内部要因をがんばるしかないのでは、と思います。

 

まず外部要因を少しあげてみると・・・

  1. 予約サイト(OTAと呼ばれます)
  2. 比較サイト(メタサーチと呼ばれます)
  3. 在庫管理システム(サイトコントローラーと呼ばれます)
  4. 顧客・会計管理システム(PMSと呼ばれます)
  5. グーグル検索(宿泊・口コミ・航空など比較)
  6. 予約システム

いっぱいでてきました。

最近だと日経トレンディさんの特集にも詳しく書いてありました。

これらはいろいろな企業が複雑に絡み合っていて、今後もめっちゃ変わるでしょう。

最新のシステムをおって、現時点での最適なシステムにしたとしても、数ヶ月後には違った状況になるかもしれません

たとえば公式Webサイトには手をかけていなかったが、楽天トラベルでの評価が高く、そこから予約がいい感じにはいっていた宿があったとします。

でもそれがずっと続くかというと、わかりません。

楽天トラベルの評価の基準が変わるかもしれません。
またほかにもっと強力な予約サイトがでてきて、お客さんがどっと流れる可能性だってあります。

つまり自分ではどうにもならない外部要因に依存してしまうことはリスクとなります。

 

なので、やはり内部要因(じぶんでなんとかできること)をがんばるしかないと思います。

まず大前提として、宿をがんばること。
じぶんの商品を磨くのが1番なのはいうまでもありません

続いて、がんばれることの基本例

  1. 自社サイト&自社予約システムをきちんと作る
    独自の魅力や、信頼性のある情報を出す
    使いやすい、予約しやすい設計
  2. 作ったあとも分析を怠らず、日々改善
    (稼働率、在庫管理、顧客管理、口コミ、リピーターなどの重要ポイントをチェック)

をやるのが近道だと思います。

こうやって書くと当たり前のように見えますが、多くの宿で苦労する点だと思います。

 

旅行者にとっては、今まで以上に、必要な情報をかんたん得られて、比較できて、予約もしやすくなるでしょう。

ただしそこでの情報は、機械的に生まれたものです。
機械的な情報だけでは、多くの場合で人の心は動かせません。

 

旅の重要要素であるホテルや旅館を選ぶのに、結局公式サイトを見て、その宿が信頼できるものかを判断する人はいます。

その人たちにどうやって、宿の魅力を伝えられるか、外部要因以上に大切な原点だと思います。