地方のWeb案件は、総合力がものをいう

たいへんだけど、1つのことだけでなく、いろいろ身につける必要がありそうです。

地方は都会とは別の戦略が必要

地方は都会以上に総合力が重要と感じています。

外部から山奥へ移り住んだ人が地域で商売を継続的に成り立たせるのに、1つの分野がすぐれているだけでは、足りないかもしれません。

お願いされたことをやり遂げて、少しずつできる信頼関係

いま地方でWeb制作の仕事をやっています。

都会の場合、デザイナーであれば、なりよりもデザイン力が重要になると思います。

わんさかいる人材から、デザイン力が高い人が選ばれやすい。

なんでもそこそこできる人より、デザイン力で選びます。

Webがまったくできなくても、営業力があまりなくても、多少あいそが悪くても、いける人もいます。

 

逆にデザイン力は目立たないけれど、営業力がつきぬきていていて仕事をばんばんとるデザイナーも知っています。

それが地方の場合、たとえすごいデザイン力の人がいても、都会で支払われたようなお金を払える人や、デザインの価値を理解できる人はまわりに多くないです。

需要がないので、そんな人がぽっといなかにきても、デザインだけでは仕事を得ることはできないでしょう。

そんなことよりも、地方で多いのは、単価の安いちょっとしたチラシを作ってほしいとか、ちょっとしたWebを作ってほしいという案件です。

 

単価が安い高いは質に影響しますが、どちらが効果があるとか、どちらがお客さんのためになるとかはここではおいておきます。

まず地域の人が必要だと思ってることを手伝ってくれる人が必要です。

 

地方は都会以上に、仕事を依頼する際に人を重視する傾向が強いです。

実績や能力はもちろん大切ですが、それ以上にこの人ならお願いできるという信頼関係を作ることが重要です。

 

だからWebデザイナーが、商売的にWeb制作が1番だとしても、チラシを作ってほしいという依頼があればまず作ったほうがよいです。

Webとチラシは違うから、いままでやっていなかった人ほど、時間もかかります。

最初は赤字ということもおおいにありえます。

でもそこをやっていかないとつながりません。

場合によってはデザインとまったく関係ない依頼もあるでしょう。

 

お願いされたことをやるのだけが仕事ではないです。

必要ないものは必要ないと言わなくてはだめです。

でもまずは、お願いされたものから少しずつ手伝って関係をつくることでしか仕事は広がりません。

おわりに

地方ほど、総合力の重要性が増すという話でした。

デザインであれば、Webだけでなく印刷物系も。

それだけでなく、写真もふつうのものは自分でとれたほうがよいです。

文章もゼロから取材して作れたほうがよいです。

動画もこれからも需要はもっと増えます。

 

それぞれ極めようと思えば何年もかかりますが、短い時間でそれなりのスキルが身に付けることが今まで以上に大切になると思います。

あと地域おこし協力隊なら、就任当初はそれほどスキルがなくても、勉強して身に付ける時間があります。

それもメリットですね。

 

なかなか大変だけど、山奥のいなかではあまり開拓されていない分野なので、それらを身につけた先には、地域にも本人にもおもろしろいことが待っているはずです。