読んで、なるほどなと思いました
これからの日本や政治について、民間側と行政側の対談です
別の立場からの意見をもとに歩みよって議論されるので、読みやすい
行政側にとっては当たり前なことも多いかもしれないけれど、地方の問題に置き換えても共通する気づきが多く、よい学びになりました
地方の行政についても、じぶんがすこし経験がある分野に関しては、ちょっとした根拠をもとにこうしたほうがいいのになー、なんでそうなっちゃうかなー
と思うことがあります
年代的に圧倒的少数派のわたしとしては、そんな問題ばかり
問題がいままでもこれからも改善されないのには、やはり理由があります
この本ではその根本的な理由について、めっちゃ能力&やる気のなる行政側のていねいに説明してくれ、ほんの一部かもしれませんが知ることができます
理屈だけではとおらない世界
誰がわるいというよりも、構造的にできなくなっています
大きな問題を変えるのは、正しいアイデアとか熱意だけではダメ
じぶんだけことなら、すぐに結果がでるものだって多いし、間違っても反省して成長につなげればいいのかもしれません
でも国とか県とか市とか、地域全体を動かすような組織の話になるとなおさら、むずい
もちろん仲間も必要
10年、20年と、信頼と実績をつくって、すこしずつ発言に影響力をもたせていくのが不可欠
あせっても、できない
大きな問題ほど、やろうと思ってもお金も時間も人生をかけるくらいかかるし、ハードルが高い
うまくいったとしてもすぐに結果はでないので、8割ぐらい?の人はなにもできないか、挑戦しても途中でリタイヤ
腐らず続けていた2割ぐらい?人だけがチャンスをつかむ、もちろん運もあるでしょう、そんな感じもあるかもしれません
どんな仕事、業界においても、共通する話なのかもしれません
地方仕事10年ぐらいのわたしとしても、冷静に考える機会になりました