まず優先すべきは「はじめてのお客さま」

先日 Webのレイアウト改善の打合せがありましたので、レイアウトのことを1つお話しします

 

レイアウトについて、もっとも時間をかけて考えるべきなのは、トップページです

なによりもWebサイトの顔だし

それに独立しているものではなく、他のページとの関連の上にあるからです

 

レイアウトは好みで考えるものではありません

「どこどこのサイトがかっこいいから」

「どこどこのサイトが好きだからマネしよう」

気持ちは分かりますが、けっこう失敗するパターンです

 

結果を出すなら、

  • ゴールをどうするか(予約を増やすとか、アクセス数を増やすとか)
  • いちばん見てほしいお客さまは誰か

をまずきちんと考えて、決めます

あとで変わる場合もありますが、仮にでも決めるのが大切です

 

で、仮に決めたら、いよいよレイアウトを考えます

そのあと実際にレイアウトをを変えたら、グーグルのような分析を使って、反応を見ながら改善を繰り返すといった流れまでが、ミッション

 

で、話は戻って「いちばん見てほしいお客さまは誰か」を決めるとき

いちばん見てほしいお客さまのうち、はじめてのサイトに訪れる方を意識すること

が大切です

 

「え、リピーターこそ大事でしょ、うちはリピーター率が高いのですよ、常連ほど高い商品も買ってくれるし」

 

おっしゃるとおりです

ただリピーターは何回か訪れているだけに使い慣れていて、目的のページに行くのが慣れています

たとえトップページが分かりづらくても、あまり問題にならない場合が多いのです

 

6階建てのデパートがあって、婦人服を扱う4階フロアによく行くお客さまの場合

デパートへ入ってから迷うことなく、エレベーターなどを使って迷わず4階へ行けます

でもはじめてデパートに行く人は、最初は入り口の案内図などで、フロアマップを見て行くのではないでしょうか

 

もしフロアマップがわかりづらかったら、もしくはフロアマップ自体が見つけづらい場所にあったら、お客さまが目的のフロアに行くのに時間がかかるでしょう

そんな感じです

 

よって、もっとも大切にしたいのがリピーターだとしても、Webサイトのとくにトップページでは、はじめてくる方がわかりやすいような設計が大切ということです

初訪問の方に親切な案内をするほど、リピーターが増えやすいのはいうまでもないですよね

言われてみれば「当たり前やん」な話かもですが、まずそこが整理できていないサイトが無数にあるのです

 

たとえ、Webサイトの案内を初訪問の方にもわかりやすくして「あ、このサイト自分の必要な情報がない、帰ろう」となってもよいのです

お客さまにとっては、求めるものがないとすぐに分かるので、時間の節約になって親切なのです